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NVIDIA GEFORCE GTX 970搭載製品のメモリ仕様につきまして
拝啓 平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
NVIDIA GEFORCE GTX 970搭載製品のメモリの仕様につきまして、GEFORCEのフォーラムにおきまして、NVIDIA社の見解が掲載されましたので、玄人志向の対応と併せましてお伝えさせていただきます。
NVIDIAの見解としまして、GTX970に搭載されているビデオメモリーは、3.5GBと0.5GBの2つのセグメントに分かれていますが、それは仕様であり、ゲームの負荷によるパフォーマンスの低下率は、ビデオメモリーが2つのセグメントに分かれていないGTX980と大きく変わりません。
そのため、同チップを搭載した玄人志向製品につきましては、本件による返品、交換、玄人フォーラム等での個別対応を行う予定はございません。(※ただし、メーカー側の見解に変更があった場合、弊社はその決定に準じた対応をする場合がございます。)
以下に本件におけるNVIDIA社からの見解の和訳文と、掲載されているフォーラムのリンクを掲載いたします。
敬具
- 記 -
■GEFORCEのフォーラムに掲載された、NVIDIA社の見解のリンク(英語)
■上記見解の和訳
—–【和訳ここから】—–
GTX 970は4GBの専用グラフィックスメモリを搭載しています。しかしGTX 970はGTX 980とは異なったSM構成を持ち、メモリシステムへのクロスバー接続が少なくなっています。この構成下でメモリートラフィックを効率よくさばくため、グラフィックスメモリを3.5GBと0.5GBのセクションに分けています。
GPUは3.5GBのセクションに高い優先度でアクセスします。ゲームが描画命令あたり3.5GB未満のビデオメモリーしか必要としないとき最初のパーティションにしかアクセスせず、メモリ使用を計測するサードパーティーのアプリはGTX 970上で使用されている3.5GBのメモリだけを報告しますが、GTX 980で他の命令によってより多くメモリが利用されてるときはより多く報告することがあります。ゲームが3.5GB以上のメモリーを必要とするときは、両方のセグメントを使います。
NVIDIAは、GTX 970が0.5GBのメモリーセグメントにアクセスする際のパフォーマンスについてのいくつか疑問が出ていることを理解しています。それをテストする一番良い方法は実際のゲームのパフォーマンスを見てみることです。まずGTX 980とGTX 970を3.5GB未満しか使わないゲームで比較します。そして設定をあげてゲームが3.5GB以上使う状態にし、再度GTX 980とGTX 970のパフォーマンスを比較します。
こちらが、いくつかのパフォーマンスデータの例です。
Shadows of Mordor では 、GTX 980での落ち込みは約24%、GTX 970では25%、1%の差になります。
Battlefield 4では、GTX 980での落ち込みは47%、GTX 970での落ち込みは50%、3%の違いです。
CoD: AWでは、GTX 980での落ち込みは約41%、GTX 970では44%、3%の差になります。
ご覧のように、0.5GBのセグメントを使うこれらのゲームにといても、GTX 970のパフォーマンスはGTX 980と比較してほんの少しの変化しかありません。
—–【和訳ここまで】—–
以上