旧BBSユーザー
2009年3月26日 at 7:47 PM
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この現象は、いわゆるフォーマットジオメトリの違いに起因するものです。
フォーマットする際、領域の境界はセクタ単位ではなく、BIOSの1シリンダ単位に通常は調整されます(MBRのすぐ次に来る先頭の領域の開始境界を除く)。オンボードATAやUSBのときは、1シリンダ=63セクタ×255ヘッドですが、
SiliconImageのBIOSでは1シリンダ=63セクタ×16ヘッドになります。
先に63*255単位でフォーマットしたHDDをSliconImagチップのボードに繋ぐと、63*16の細かい単位で見ようとしますので、63*255での割り当てで割り切れなかった端数が見えてしまいます。それがこの現象です。
このような状態は実はあまり好ましくありません。63*255で割り当てたHDDは、システムからみて63*255で管理しなければならないのですが、そうなっていない状態だからです。たとえばこの端数部分に領域を作った場合、63*255なシステムで扱えなくなったり誤ったフォーマットをする恐れもあるので、
SiliconImageのボードに繋いだときにディスク管理でいじらないほうが無難です。
いっぽう逆に、先にSililonImageのボードにより63*16でフォーマットしたHDDをその他のATAインターフェイスに繋いだときは、端数は見えませんし、少なくとも最近のintelオンボードATAのBIOSでは、既に63*16で作られたものはそのように扱うので、問題は起きません。
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旧BBSユーザー
2009年3月27日 at 3:38 AM
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素早いご回答有難うございます。
>この現象は、いわゆるフォーマットジオメトリの違いに起因するものです。
>SiliconImageのボードに繋いだときにディスク管理でいじらないほうが無難です。
>このような状態は実はあまり好ましくありません。
・・なのですが、このまま満タンまで使い続けてもOKでしょうか?
その1MB未割り当ての部分に領域さえ作らなければOKなんですよね。
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旧BBSユーザー
2009年3月28日 at 10:09 AM
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そのまま普通に使うのは問題ないようです。
しかし、ディスク管理で領域の削除・追加とか、その他パーティションをいじるツールの使用は避けた方が無難でしょう。
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旧BBSユーザー
2009年3月30日 at 12:18 PM
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なるほどでした。SiliconImageのチップが
何故違う管理の仕方を採用しているのか解りませんが
疑問点がスッキリして助かりました。有難うございました。
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旧BBSユーザー
2009年3月30日 at 12:51 PM
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>なるほどでした。SiliconImageのチップが
>何故違う管理の仕方を採用しているのか解りませんが
>疑問点がスッキリして助かりました。有難うございました。
>
過去のしがらみ等から考えるとSiliconImageの方式のほうが、導き出されやすい様な気がします。
LBA登場前のCHSのそれぞれのビット数とか考えると、元々H(ヘッド番号)は4bitで最大16でしたし、
現状、C(シリンダ数)だけが違うだけなので。
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旧BBSユーザー
2009年4月6日 at 3:46 PM
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試しに63セクタ/255ヘッドのintel chipset SATAに繋いでフォーマット(1領域確保)したHDDを、SiliconImage chipのボードに繋いで(16ヘッドで扱われる)、Windows98のDOSのFDISKをかけたところ、2個目の領域の開始位置がが1個目と重複してしまいました。今時FDISKコマンドなんて使う人は少ないとは思いますが、やはりこういうことが起こりうるということになります。
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